「訪問美容を頼んでみたいけど、何から始めればいいんだろう」
どこに連絡して、何を伝えればいいのか。当日はどのくらい時間がかかるのか。家族はずっと横にいないといけないのか。
初めてだと、分からないことばかりだと思います。
この記事では、名古屋市で訪問美容をしている僕が、最初の連絡から、当日、次の予約までの流れを順番に書きます。
全体の流れ
| やること | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | お問い合わせ | LINE・電話・メールで、髪のことと今のご様子を教えてください |
| 2 | 事前確認 | メニュー、座ってできるか、車椅子やベッドか、設備、駐車場を確認します |
| 3 | 日程と料金 | 日にちと施術内容を決めて、総額を先にお伝えします |
| 4 | 当日の訪問・施術 | 挨拶をして、場所を決めて、養生をしてから始めます |
| 5 | 片付け・お会計 | 片付けはこちらでします。お支払いは当日、現金です |
| 6 | 次の目安 | 次にいつ頃切るとよいか、一緒に考えます |
ここからは、それぞれの段階で僕が考えていることを書きます。
最初の連絡は、「髪を切りたい」くらいで大丈夫です
連絡は、LINEが1番スムーズです。もちろんメールや電話も!
教えていただけると助かるのは、このあたりです。
- カットなのか、カラーなのか。何をしたいか
- どのあたりの地域か
- 座ってできるのか、できないのか。車椅子なのか、ベッドの上なのか
- いつ頃切りたいか
とはいえ、最初から全部そろっていなくても大丈夫です。こちらからお聞きします。
なので、そんなに硬くならずに。「髪の毛を切りたいです」というくらいの感じで言ってもらえるのが、一番ありがたいです。
電話は、日中は仕事をしていて出られないこともあります。その場合は折り返しご連絡します。
LINEで、「髪を切りたいです」「いつ頃切りたいです」と送ってもらえると、一番ありがたいです。
事前に確認するのは、当日快適に切ってもらうため
連絡をいただいたら、事前にいくつか確認させてもらいます。
メニュー、椅子に座ってカットが可能か?それとも車椅子か?ベッドか?
それによって、何を持っていけば、切られる方が快適にカットを受けられるのかを考えます。
お互いの確認不足で、万が一、カットしているときにその方が不快な思いをしたら、それはダメだと思うんです。
そういうことがないように、事前の確認をさせてもらっています。
ご自宅で準備していただきたいことは、訪問美容の日、自宅で何を準備すればいい?にまとめています。
料金は、最初にお伝えした金額以上はいただきません
サロンで働いていると、お客様からこんな声を聞くことがあります。
実際いくらになるのか分からない。最終的にいくら請求されるのか、怖い。
なので、グリシーヌでは明瞭会計にしています。
例えば「カットと出張費で5,500円です」とお伝えしたら、それ以上は絶対にいただきません。
もし何かプラスになる場合は、最初にお伝えします。了承をいただいたうえで、プラスする形です。
料金の詳しい内容は、訪問美容の料金はいくら?にもまとめています。
当日は、まず養生から始めます
当日は、挨拶をさせていただき、どこでやるかが決まったら、まず養生をさせてもらいます。
養生というのは、その場所が汚れないように、床などを覆って守ることです。
時間は、準備の時間を別にして、カットでだいたい30分から40分。カットとカラーだと、1時間20分くらいを想定していただけたらありがたいです。
施術中に気をつけていること
美容院だと、髪が絡まって痛かったり、ブラシで引っ張られたり、ということがあります。
そういうことがないように、気をつけています。
それから、特に訪問では、その方がしんどいのであれば、無理にその髪型を作る必要はないと思っています。
やりたい髪型があったとしても、体調が優れないのであれば、そこまで作ることはおすすめしません。その方の体調が第一です。
逆に、体調がいい方には、美容院となんら変わりないサービスを受けていただきたいと思っています。
なんら変わりないカット。なんら変わりないカラー。シャンプーもそうです。
片付けは、こちらで全部します
片付けは、こちらで全部します。
一つだけ協力をお願いしたいのが、シャンプーをする場合です。お湯をお借りしたり、カラーやシャンプーを流したあとの水を、お風呂場の排水口で流させていただけると、とてもありがたいです。
協力といっても、場所やお湯をお借りしたいだけなので、動いてもらう必要はありません。
たまに、一緒に片付けてくれる方もいらっしゃいますが、基本的には、見守っていていただけたらありがたいです。
お会計と、次に切る時期の目安
お会計は、当日、現金でお願いしています。
最後に、次の目安もお伝えします。
今のスタイルを維持するなら、このくらいの時期が目安です、という話です。
ちょうど今、これを書いているのは10月です。今の時期だと、年末年始をどう過ごすかによって、次のご提案が変わります。
例えば、1ヶ月に1回切りたいという方で、年末をすっきり迎えたいなら。12月の末にもう一度切ることを考えて、少しだけ間は空きますが、11月の半ばくらいに一度、少し短めに切りましょうか、など。
美容院で提案するのと、伝え方は変わらないです。
別に、絶対にこの期間に切らなきゃいけないわけでもないです。半年に1回でOKなら、半年に1回でいいと思います。
ただ、人間どうしても、次の予定を決めておけばそれに向けて動けます。でも、何も予定がないと、本当に動かないと思うんです。
だから、「この日ぐらいに切りたいな」というイメージでいいので。そういう会話ができると一番いいかなと思っています。
初めて頼むご家族へ
最後に、初めて訪問美容を頼まれるご家族へ、一番お伝えしたいことを書かせてください。
僕は、カットの技術を売りにするというよりも、髪を切ったその先で、その方の人生が少しでも楽しくなるようなお手伝いをしたいと考えています。
その方の人生に、参加させていただく。美容師は、そういう仕事だと思っています。
例えば、学生のお客様の髪を、たまたま僕が担当させていただいたとします。
その方が大人になり、成人式を迎え、卒業式があり、就職をする。やがて結婚式を挙げ、お子さんが生まれる。
美容師は、そうした人生の節目節目に携わることのできる、とても素敵な仕事です。そして、あくまで裏方の仕事でもあります。
僕は、美容師は皆さんにとって一番身近な裏方だと思っています。
髪を切ることは、日常でもあり、非日常でもあります。
1ヶ月に1回の方もいれば、2ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回という方もいらっしゃいます。髪は遅かれ早かれ伸びるので、切るタイミングは必ずやってきます。いつものこと、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、髪を切る時間は、やはりどこか特別な、非日常の時間だと思うのです。
髪を整えたことで、ご家族との会話が増えたり、少し出かけてみようかなと思えたり。気持ちに、小さな変化が生まれると感じています。
その時間を、訪問美容でもお届けしたいと考えています。
そして、介護を受けている方だけでなく、介護をされているご家族にも、笑顔になっていただけたらと願っています。
そのために僕に何ができるのかは、まだ手探りです。
それでも、僕が伺うことで、ご家族が少しでも幸せな気持ちになっていただけたら。それが、僕にとって何より嬉しいことです。
名古屋市内で訪問美容をお探しでしたら、お問い合わせからご相談ください。LINEで「髪を切りたいです」と一言送っていただくだけでも大丈夫です。
